報道・広報

後付け安全運転支援装置の装備拡大等に向けた開発計画について
~踏み間違い事故防止対策にかかる国内乗用車メーカーの動向~

令和元年8月27日

 

7月5日、工藤彰三国土交通大臣政務官より、国内乗用車メーカー8社に対し、「後付け安全運転支援装置の装備拡大等に向けた開発計画」を策定するよう要請したことを受け、各メーカーより今後の開発計画について報告がありました。

6月18日に開催された「昨今の事故情勢を踏まえた交通安全対策に関する関係閣僚会議」でとりまとめられた「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策」において、高齢者の安全運転を支える更なる対策の推進のための取組みとして、「既販車への後付けの安全運転支援装置の開発を促進すること」等とされたことを踏まえ、7月5日、工藤彰三国土交通大臣政務官より、国内乗用車メーカー8社に対し、「後付け安全運転支援装置の装備拡大等に向けた開発計画」を策定するよう要請したところです。これを受け、各メーカーより今後の開発計画について報告がありました。
国土交通省としては、今後、各社において策定された開発計画の着実な実施などについて、働きかけてまいります。

各社から提出された開発計画のポイントは次のとおりです。
(1) 新車対策
○ 各社とも、サポカーSワイドについて、標準装備化等を進め普及を促進する。
サポカーSワイドの装備
[1]歩行者対応の衝突被害軽減ブレーキ
[2]ペダル踏み間違い時加速抑制装置
[3]先進ライト
[4]車線逸脱警報
ワイド
○ 全8社の計画を基に、サポカーSワイドの販売台数に占める割合を推計すると、2019年度には約8割となり、2021年度までにさらに1割程度増加
サポカーSワイド販売台数割合予測(2019~2021年度)

  2019年度 2020年度 2021年度
合計 79% 88% 90%
【注】 2018年度の販売台数を基に推計。

(2) 既販車対策
○ トヨタ及びダイハツは、超音波ソナーによる前方障害物検知と強いアクセルの踏み込みを作動条件とする、後付けの「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」を商品化しており、現在の対象車種は15車種(※1)であるが、年内に4車種(※2)追加など拡大中。
(※1)トヨタがプリウス、アクア等8車種。ダイハツがタント、ミライース等7車種。
(※2)トヨタがパッソ、ヴィッツ等4車種。
○ トヨタ、ダイハツ以外の社においては、「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」の商品化を検討中。多くの社で2020年夏以降の商品化を見込む。

お問い合わせ先

国土交通省自動車局技術政策課 小磯、神志那(こうじな)
TEL:03-5253-8111 (内線42254) 直通 03-5253-8591 FAX:03-5253-1639

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