平成27年12月4日
10月28日、タカタ製エアバッグ・インフレータに係るリコールの対象車両(部品交換未実施)において、衝突時に助手席エアバッグ・インフレータが異常展開し、国内で初めて負傷事故が発生しました。
また、11月3日に米当局が発表した同意指令(コンセントオーダー)において、タカタが、硝酸アンモニウムを使用したインフレータの生産・販売を段階的に停止すること等に合意しました。
これを受けて、国内の主要な自動車メーカー7社[1]が、現在開発中の新型車等から、硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータを使用しないこと等を表明しました。
このため、国土交通省は、タカタ及び前述の自動車メーカー7社からヒアリングを行った上で、国内での不具合の発生状況も踏まえつつ、予防的措置として、硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータの使用縮小・停止に向けた方針を下記のとおりとりまとめました。
国土交通省としては、タカタ及び自動車メーカー等に対し、今後この方針に沿って適切に対応するよう、本日付で指導することとしています。
硝酸アンモニウムを使用したタカタ製インフレータ | |||
乾燥剤なし | 乾燥剤入り | ||
国内で不具合が起きているもの | 国内で不具合が起きていないもの | ||
新型車 | 搭載しない | 搭載しない | 搭載しない |
継続生産車 | 平成28年6月中に搭載を停止※ | 運転席は平成29年中、助手席・サイドは平成30年中に搭載を停止 | 関連する構造変更等の機会に搭載停止を検討 |
交換用部品 | 平成28年12月中に搭載を停止※ | 運転席は平成29年中、助手席・サイドは平成30年中に搭載を停止 | 平成31年までに行われる原因調査結果等を踏まえ対応 |
報道発表資料(PDF形式:85KB)
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