報道・広報

J―OBD2(自動車の排ガスの故障診断装置)を活用した点検整備情報の取扱指針を策定し、排ガス機能の故障に対処する点検整備情報等の提供が始まります。

平成23年3月2日

 近年、自動車の安全・環境性能向上に伴い、電子制御による新技術の利用が広がっています。
 このため、今般、自動車に備え付けらている排ガス装置について、ユーザーが円滑に点検整備を行い、自動車の性能を適切に維持することにより、自動車の環境の保全等を図ることを目的に、J―OBD2(排気に係る装置の車載式故障診断装置:OBDとはOn Board Diagnosisのこと。)の装備が義務付けられた自動車(ガソリン又はLPGを燃料とする乗車定員10人以下又は車両総重量3.5t以下の自動車等)を対象として、自動車製作者等が提供する情報の内容や方法を指針に定めました。
 この指針では、点検整備を行う際に必要となる情報の提供のほか、自動車と接続して故障を診断する外部故障診断装置の開発や改良に必要な情報の提供、自動車製作者等が自ら開発する専用外部故障診断装置の提供等について定めています。
 指針の適用時期は、それぞれ、点検整備情報の提供が平成23年4月1日から、外部故障診断装置開発情報の提供が平成24年4月1日から、専用外部故障診断装置の提供が平成25年4月1日からとしています。(概要は別紙)
 また、本指針の策定に先立って行いましたパブリックコメント(募集期間:平成22年9月24日~10月25日)では、35の個人・団体の方からご意見をいただきました。いただいたご意見の概要やこれらの回答につきましては、電子政府の総合窓口(e-Gov)に公表します。

お問い合わせ先

国土交通省自動車交通局技術安全部整備課 平澤・寺坂
TEL:03-5253-8111 (内線42424) 直通 03-5253-8600

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