１．国土交通省は、６月の「不正改造車を排除する運動」及び「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間中に、警察庁、自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会等の協力を得て、不正改造車の摘発と自動車ユーザーへの啓発に重点を置いた街頭検査を全国で１９２回（昨年比＋３回）、１８,１０５台（昨年比＋３５１台）に対して行いました。

　　その結果、約８．５％（昨年比＋０．５％）の１,５３３台（昨年比＋１１２台）に保安基準不適合箇所などがあったことから自動車ユーザーに対し改善の指導を行いました。このうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取付けなどの不正な改造を行っていた車両は３９９台（昨年比－１台）あり、その場で改善措置を講じた車両以外の２７１台（昨年比－４９台）に整備命令書を交付し、必要な整備を命じました。

　　また、硫黄分濃度分析器による燃料に関する検査については２６１台（昨年比－３１台）実施（特に中部・近畿・九州地区（昨年は、中部・近畿地区）においては、当該検査を重点項目として１７４台（昨年比＋５１台）実施）し、不正軽油（規格外の軽油）の使用が判明した３台（昨年比－１台）について適正な燃料を使用するよう警告を行いました。

 

２．整備命令書を交付した２７１台の主な不正改造内容は、以下のとおりです。
　　　　○　不適切な灯火器             　　：　７９件
　　　　○　着色フィルム等の貼付       　　：　５０件
　　　　○　基準不適合マフラーの装着  　　 ：　３２件

    　　

３．国土交通省では今後とも関係機関と協力し、不正改造車及び不正軽油の排除を積極的に推進してまいります。