報道・広報

FTD燃料を使用したバスの実証走行試験を実施します
次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクトの一環として

平成21年1月30日

 国土交通省では、革新的技術を投入し、環境性能を大幅に向上させた次世代の低公害トラック・バスの開発・実用化を進めるため、(独)交通安全環境研究所を中核的研究機関として産学官の連携により「次世代低公害車開発・実用化促進プロジェクト」を実施しています。
 このプロジェクトの一環として、FTD燃料(※)を使用する自動車の開発や走行試験を実施してきました。この度、2月1日(日)より1年間程度、トヨタ自動車(株)等の協力を得て、FTD燃料を東京都内の路線バスに使用して実証走行試験を実施します。都市内を運行する路線バスにFTD燃料を長期間使用することで、排出ガス性能や部品への影響等を調査し、今後のFTD自動車の実用化・普及に向けた課題を把握することを目的としています

※FTD燃料:Fischer-Tropsch Dieselの略で、Fischer-Tropsch製法により合成した液体燃料です。天然ガス、バイオマス、石炭等、多用な原料から合成することが可能で、性状は軽油に近く、かつ、軽油よりも燃焼時の排出ガス性能に優れている(粒子状物質等の排出が少ない)、着火性が良い等の特性があります。今回用いるFTD燃料は、天然ガスを原料とし、GTL(Gas To Liquid)燃料とも称されるものです。

お問い合わせ先

国土交通省自動車交通局技術安全部環境課 
TEL:(03)5253-8111 (内線42504、42525)

ページの先頭に戻る