平成21年8月5日
国土交通省は、三菱自動車工業(株)から申請のあったE10対応車(*)1台について、8月5日、道路運送車両の保安基準第56条第4項に基づく試験自動車として国土交通大臣認定を行いました。これにより、E10対応車が大臣認定により公道走行するのは6例目になります。
岡山県が低炭素・資源循環型社会の実現を目指して推進する「グリーンバイオ・プロジェクト」において、木材(間伐材、廃材)や可食部分を除いた農業生産物のセルロースからバイオエタノールを製造し、これをガソリンに10%混合することにより生成されたE10燃料を使用し走行試験が行われます。
公道走行試験により得られたデータ(部品の劣化状況の有無、排出ガス試験データなど)は 国土交通省に報告され、道路運送車両の保安基準(省令)の検討に活用されます。
*E10対応車
燃料としてガソリンにエタノールを10%まで混合したものを使用することができる自動車です。このような自動車を実用化することは、バイオエタノールの普及を進め、CO2排出量の低減に寄与します。なお、通常のガソリン車は、エタノールを3%まで混合したガソリンの使用が可能です。