平成20年8月12日
記
本年3月にIC乗車券等国際相互利用促進方策検討委員会においてとりまとめられた最終報告に基づき、この度、IC乗車券の国際相互利用に関する実験を実施致しますので、お知らせします。
具体的には、(株)スルッとKANSAI及び韓国のロッテカードの協力の下、日本に来られる韓国の観光客やビジネスマンを対象に、関西等の鉄道・バスを利用できる韓国のクレジットカード払いのPiTaPaカードを発行致します。(このPiTaPaカードは韓国で発行され、日本で利用した運賃は、後日利用者に対してクレジットカード会社が請求し、韓国の指定銀行口座からウォンで引き落とされます。)
これにより、韓国からの観光客等がキャッシュレスで日本の公共交通機関を利用することが可能となります。このような国際的なIC乗車券の実験は世界初の試みであります。
国土交通省としましては、このような国際的なIC乗車券の実験を行い、利用者にアンケート調査を実施することで、IC乗車券の国際相互利用の実現に向けたニーズの把握、問題点の抽出等の分析を、以下のとおり行うものであります。
実験対象者:韓国在住者
調査期間:平成20年10月~今年度内
カード発行者:(株)スルッとKANSAI、ロッテカード(韓国の大手クレジットカード会社)
カード券面デザイン:別紙1のとおり
実験概要:別紙2のとおり
カード利用エリア:関西地区、岡山地区、静岡地区のPiTaPa利用エリア及びJR西日本のICOCA利用エリア。詳細は別紙3のとおり。