平成20年6月27日
2007年の我が国のクルーズの動向に関するアンケート調査の結果をお知らせします。本調査は1986年以降、関係事業者の皆様※からご協力頂き、毎年発表しているものです。
※我が国クルーズ船社、外航クルーズ船社代理店、クルーズを含む海外旅行を取り扱う旅行会社及び国内旅客船事業者を対象としたアンケート調査(89社中回答71社、回答率80%)
1.2007年の我が国のクルーズ人口について(図表1、図表3、図表5参照)
○2007年の我が国のクルーズ人口*は外航約9万6千人、国内約8万8千人、合計約18万4千人(対前年比3.9%増)となった。
2.外航クルーズの動向について(図表1~図表4参照)
○クルーズの方面別では、北欧、アジア地域が共に約26%、地中海地域が約13%の順となった。
○日本船社が運航する外航クルーズ船は、乗客数が約2万1千人と前年比約7%増加し、外国船社が運航するクルーズ船は、乗客
数が約7万5千人と、前年比約14%の増加となった。
○クルーズの目的別では、レジャー目的で約93%で、前年(90.6%)に引き続き90%を超えた。団体旅行や交流は前年に比べ減少
している。
○クルーズの長さを示す人泊数別では、1泊~3泊のショートクルーズ利用客が全体の約46%、4泊~13泊のクルーズが全体の約
44%となっており、全体の人泊数は約102万7千人・泊と初めて100万人を超えた。平均泊数は約10.7泊と前年よりやや増加した。
3.国内クルーズの動向について(図表1、図表5~図表7参照)
○国内クルーズの乗客数約8万8千人は前年に比べ4.3%の減少であるが、これは国内フェリー利用によるクルーズが減少したため。
○目的別では、レジャー目的が約80%を占め、このうちワンナイトによる利用は前年に引き続き減少した。また、セミナー、交流目的に
よる利用は増加したものの、インセンティブ、団体旅行目的による利用は減少した。
○泊別数では、2~3泊が全体の約45%を占め、1泊~3泊で全体の約74%を占めた。人泊数については、約24万5千人・泊、平均
泊数は2.8泊で、前年とほぼ同じであった。
4.外航旅客定期航路の動向について(図表8及び別紙2参照)
○日本発着の外航旅客定期航路を利用した日本人乗客数は、約32万5千人と前年とほぼ同様、航路別に見ても前年とほぼ同様で
あった。
*クルーズ人口:外航クルーズと国内クルーズを併せた日本人乗客数。船内1泊以上を対象とし、日帰りクルーズを含まない。 国内クルーズ乗客
数は、日本船社の運航する外航クルーズ船による国内クルーズの乗客数に国内フェリーによるクルーズの乗客を含めている。