令和5年3月30日

洋上における通信環境の改善等の検討のため、事業者及び船員を対象にアンケート調査を実施しました。 　その結果、今後普及が見込まれる海上ブロードバンドサービスへの事業者の関心や、船員の具体的なニーズが明らかになりました。

　洋上における通信環境は、陸上に比べて通信速度等の面で利便性が低い状況にあり、海運事業者や船員の皆様よりその改善を望む声をいただいていることから、国土交通省海事局では、総務省、水産庁と連携して、海上ブロードバンド対応関係省庁連絡会議フォローアップ会合を開催し、新サービス等の効率的な普及に向けた取組を進めております。
　今般、洋上における通信環境の改善等を検討するため、船内のネット環境等の現状及び具体的なニーズ等についてアンケート調査を行い、結果を取りまとめしたのでお知らせします。
　今後、通信事業者等に調査結果を共有するとともに対話を行い、事業者や船員のニーズに対応した海上ブロードバンドサービスの提供が進むよう、引き続き関係省庁等と連携して、環境整備に取り組んでまいります。

【調査結果の概要】
　・ 今後普及が見込まれる海上ブロードバンドサービスへの関心について、事業者の８割以上が関心を持っており、７割以上が船内のインターネット環境を改善したいと回答。
　・ 現在乗っている船舶におけるスマートフォンの通信状況について、船員の約７割以上が「つならがらないことがある」または「ほとんどつながらない」と回答。
　・ 「船員を職業とする上で、洋上で電話やインターネットがつながるか否かは、どの程度影響するか」という質問について、約５割が「大いに影響する」、約４割が「影響する」と回答。特に、年代が若いほど、「大いに影響する」と回答する傾向が見られた。
　
　本調査の結果概要については、別紙をご覧ください。