報道・広報

アジア地域におけるLNG燃料船の船員の教育訓練の質の向上に貢献!
~IMOと共同で船員教育者向けワークショップを開催しました~

令和6年11月11日

 我が国と国際海事機関(IMO)との技術協力事業として、アジア地域の船員教育訓練機関の船員教育者向けに、液化天然ガス(LNG)燃料船の乗組員に対する訓練方法に関するワークショップを開催し、アジア地域における船員教育の質の向上に貢献しました。

 IMOにおける国際海運からの温室効果ガス排出削減目標の策定を受け、重油と比較してCO2の排出量が少ない液化天然ガス(LNG)燃料船の導入が進んでいますが、LNG燃料船の普及のためには、安全な運航を担う船員を十分に確保・育成することが求められています。
 こうした状況を受け、アジア地域における船員の教育訓練能力の向上に寄与すべく、我が国とIMOとの技術協力事業として、(公財)日本財団及び(一財)日本船舶技術研究協会の支援を受け、LNG燃料船の乗組員に対する訓練方法に関するワークショップを開催しました。
 今回のワークショップにおいては、アジア地域の船員輩出国であるインドネシア、フィリピン、ベトナムの船員教育訓練機関に勤める船員教育者9名を我が国に招聘し、また、国際海事大学連合から推薦を受けたオーストラリア及びスウェーデンからの講師2名も迎えての開催となりました。
 10月30日から11月1日にかけ、(独)海技教育機構 海技大学校(兵庫県芦屋市)における座学講習及びシミュレータ訓練、11月5日には(一財)海上災害防止センター(神奈川県横須賀市)におけるLNG消火訓練を実施しました。このワークショップを契機に、LNG燃料船乗組員に係るアジア地域での船員教育の質の向上が期待されます。


添付資料

報道発表資料(PDF形式:261KBKB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局船員政策課 平島、藤来
TEL:03-5253-8111 (内線45-103、45-135) 直通 03-5253-8651

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