報道・広報

バンコクにおける「内航タンカー近代化支援セミナー」の開催結果について

平成25年9月20日

 9月18日(水)、タイのバンコクにおいて、同国における内航タンカーの代替を促進するための「タイ内航タンカー近代化支援セミナー」を日タイ両政府の主催により開催しましたので、その概要をお知らせいたします。

 タイにおいては、約200隻の内航タンカーの半数以上が建造から25年を経過したシングルハル構造*の老朽船であり、ひとたび海難事故が発生した場合には、大量の貨物油が流出する恐れがあるため早期の代替が必要です。我が国は、タイ政府からの要請に基づき技術支援を行うこととしております。

 本セミナーは、上記技術支援の一環として開催したものであり、日タイ両政府関係者のほか、タイの船主・造船所等から54名、我が国舶用事業者等から77名、総勢131名の参加を得ることができました。

セミナーでは我が国から、技術支援として供与する設計図面(載貨重量3,000トン型タンカー)に関する説明のほか、日本の舶用機器メーカーによる最新の舶用機械・技術の紹介、日本海事協会による我が国最先端の環境対応技術に関する紹介を行いました。

 タイ側からは、本プロジェクト推進のため、同国政府が船主向けに行う代替建造の金融支援の実現に向けて引き続き取り組むとともに、本セミナーの開催を通じて日本との有益な関係を構築していきたい旨、発言がありました。

 本セミナーの開催により、タイの内航タンカーが早期に代替されると同時に、我が国の舶用製品が同国内に普及することが期待されます。

*シングルハル構造(単船殻構造):船の船殻(外板)の内側が直接タンクになっている構造。

詳細は添付資料をご参照下さい。

お問い合わせ先

国土交通省海事局船舶産業課 中川、磯部
TEL:03-5253-8111 (内線43-653、43-612) 直通 03-5253-8634 FAX:03-5253-1644

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