平成26年8月22日
8月12日~14日、ブラジル・リオデジャネイロにおいて国際海事展「Marintec South America 2014」※が開催されました。13日には、展示会場においてブラジル造船海洋工業会(ABENAV)が主催するワークショップが行われ、日本、ブラジル、英国及びノルウェーの海事産業関係者がブラジルの海洋・造船産業について発表しました。
当省からは、ブラジルの海洋資源開発に関して、8月1日に発表された安倍総理とルセフ・ブラジル大統領との両国間の造船協力に関する首脳声明、我が国造船事業者の現地造船業への進出、現地造船人材の育成等、官民を挙げた取組等について説明しました。ブラジル側発表者の開発商工省、ペトロブラス(国営石油企業)、産業開発機関、国立経済社会開発銀行からは、このような日本の取組について高く評価するとの発言がありました。
また、展示会では、(一社)日本舶用工業会、舶用事業者、造船事業者、当省が共同で日本パビリオンを形成して出展し、我が国の造船・舶用関係技術について、官民一体となってPRを行いました。日本パビリオンにはブラジル国家石油庁、ペトロブラス、トランスペトロ(ペトロブラスの輸送部門企業)等多くの現地企業等が訪れ、大盛況のうちに3日間の幕を閉じました。なお、当展示会への出展は、2010年以来、今回で5年連続の参加となりました。
※Marintec South America 2014:2004年以来毎年、ブラジル・リオデジャネイロで開催される国際海事展。2013年には、350企業が展示、来場者は約17,000人。
【ABENAVワークショップ概要】
1.日程:平成26年8月13日(水)9:00~13:30
2.場所:ブラジル・リオデジャネイロ Marintec South America 2014会場
3.テーマ:ブラジルの海洋・造船産業
4.発表者:
ブラジル:開発商工省、ペトロブラス、ABENAV、産業開発機関(ABDI)、国立経済社会開発銀行(BNDES)
日本: 国土交通省海事局船舶産業課長
その他: (英国)貿易投資総省(UKTI)
(ノルウェー)イノベーション・ノルウェー(同国企業に対する金融サービスの提供、観光振興等を行う貿易・産業省下の国営企業)
5.国土交通省からの発表の要旨:
・海事産業に関する戦略:低環境負荷船の開発・普及促進、海洋資源開発分野への再参入(ブラジルが最重点地域)
・我が国の官民の取組:我が国造船事業者のブラジル造船業への進出、安倍総理の訪伯及び両国間の造船協力に関する首脳声明、JICA技術協力プロジェクト及び開発商工省への国土交通省職員の派遣(予定)
・ロジスティックハブに関する取組状況
・株式会社海外交通・都市開発事業支援機構の概要と海洋資源開発関連船舶への支援適用について
【Marintec South America 2014日本パビリオン参加団体・企業等】
・(一社)日本舶用工業会
・舶用事業者:潮冷熱(株)、川崎重工業(株)、シンコー(株)、ダイハツディーゼル(株)、ナカシマプロペラ(株)、富士貿易(株)、三菱重工舶用機械エンジン(株)、ムサシノ機器(株)、ヤンマー(株)
・造船事業者:川崎重工業(株)、ジャパン マリンユナイテッド(株)、三菱重工業(株)
・国土交通省
Marintec South America 2014におけるワークショップでの発表等について(PDF形式:415KB)
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