報道・広報

海事生産性革命(i-Shipping)を推進する革新的造船技術研究開発事業12件に対する支援を決定しました
~造船現場の生産性を抜本的に向上~

令和元年5月15日

 

 国土交通省では、海事生産性革命 (i-Shipping) の一環として、造船工程における生産性向上を目的とし、IoTやAI技術等を活用した革新的な造船技術の研究開発を支援しています。
 今般、令和元年度予算による先進船舶・造船技術研究開発費補助事業(革新的造船技術研究開発)として、12件(新規3件、継続9件)の研究開発に対して補助金の交付を決定しました。

 国土交通省は、ICTを利活用して船舶の設計から建造、運航に至る全てのフェーズにおいてイノベーションの創出・生産性向上を目指す海事生産性革命(i-Shipping)を推進しています。その一環として、造船工程における生産性向上を目的として、IoTやAI等を活用した革新的な造船技術の研究開発を支援しています。
 
 令和元年度予算による先進船舶・造船技術研究開発費補助事業(革新的造船技術研究開発)について、平成31年2月1日から2月28日までの間、革新的な造船技術の研究開発事業の募集をしました。
 外部有識者からなる評価委員会における評価を経て、下記の12件(新規3件、継続9件)の研究開発事業に対して補助金を交付することを決定しました。

(事業例)「レーザスキャナを用いた船体曲がり外板の製造支援」
 船体の曲がり外板は、熟練工によるガスバーナでの加熱、水での冷却を繰り返し成形するが、レーザスキャナにより外板の形状を容易に計測するとともに、プロジェクションマッピングにより加熱・冷却箇所の可視化を行う研究
  

令和元年度 先進船舶・造船技術研究開発費補助事業採択一覧

事業者名※五十音順 新規・継続 事業名称
今治造船(株) 継続 レーザスキャナを用いた船体曲がり外板の製造支援
(株)臼杵造船所 新規 デジタル情報活用による図面レス建造手法の開発
サノヤス造船(株) 新規 LoRaを利用した外業ステージにおける生産管理の高度化
ジャパン マリンユナイテッド(株) 継続 NCデータ準備が不要な溶接ロボットの開発
継続 造船工程における作業モニタリングの高度化
新規 片面板継溶接の適用板厚拡大のための新溶接技術開発
鈴木造船(株) 継続 内航船のデジタルモックアップを利用した建造工程の効率化に関する研究開発
東京大学 継続 造船工場の見える化システムの開発基盤「モニタリング・プラットフォーム」の構築と切断工程および小組立工程へ適用する研究開発
小池酸素工業(株)
(株)新来島どっく
(株)名村造船所
東京計器(株) 継続 情報処理技術を活用した熟練技能者による高粘度液体のミリリットル級液面調整工程の自動化
日本ペイントマリン(株) 継続 革新的塗装工程の導入による造船所の生産性向上に関する研究開発
(株)三井E&Sマシナリー 継続 舶用ディーゼルエンジンのスマートファクトリー基盤技術の開発
三菱重工海洋鉄構(株) 継続 造船現場に適した通信網構築による工場可視化及び情報の中央監視による最適化研究(スマート工場化)

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

【参考資料】採択事業一覧(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省 海事局 船舶産業課 谷口、内平、金子
TEL:03-5253-8111 (内線43-623、43-627、43-625) 直通 03-5253-8634 FAX:03-5253-1644

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