令和5年9月6日

国土交通省は、造船業におけるデジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）を促進するため、その実現に向け、令和５年度に取り組む技術開発・実証事業を１件採択しました。

　我が国の造船業は、高性能・高品質な船舶の供給を通して、我が国における安定的な海上輸送
や安全保障の確保に貢献しています。一方で、国際造船市場において日本・中国・韓国による熾
烈な競争が行われると同時に環境負荷低減や安全性向上への社会的要請が一層高まっています。
　このような中、我が国造船業が引き続き海運業からの多様なニーズに応えていくためには、
ＤＸによる抜本的な生産性の向上やビジネスモデルの変革が必要です。
 
　こうした背景を踏まえ、国土交通省は令和４年度から、造船所におけるＤＸの実現に向けた技
術開発・実証事業に対する支援事業（補助率１/２以内）を開始し、令和５年度には４件の事業を
採択しました。
 
　今般、令和５年度補助対象事業について令和５年６月２６日から７月３１日まで二次募集を行い、
外部有識者による事業評価を経て、１件の事業を採択することを決定したのでお知らせします。
 

事業者名	事業の内容
今治造船（株）	造船所における現場作業の軽減を図るため、工場内の物流をデジタル化・見える化するシステム、物流計画を半自動で作成する機能等を開発

＜添付資料＞
　別添１：革新的造船工程高度化補助事業の概要
　別添２：採択事業の概要