報道・広報

「グリーンシップ技術セミナー」をインドネシア及びタイで開催しました

令和6年3月19日

 国土交通省は、ASEAN地域における低環境負荷船の普及促進(※)を目的とした「グリーンシップ技術セミナー(THE GREEN ECO-FRIENDLY SHIP TECHNOLOGY SEMINAR)」を、インドネシア・ジャカルタ及びタイ・バンコクにおいて開催しました。
 セミナーには両国から多くの海事関係者が参加し、両国の低環境負荷船にかかる取り組みについての発表がなされるとともに、参加者による活発な質疑がなされました。
 引き続き、ASEANにおける低環境負荷船の普及促進に向けて取り組んでまいります。

(※)
 国土交通省はASEANと連携し、ASEAN地域における内航海運の環境負荷低減、脱炭素化等の促進を目的として、2019年の日ASEAN交通大臣会合において「ASEAN低環境負荷船普及戦略」を策定するとともに、当該戦略に基づいて各国の施策にかかるインベントリリストの作成や、ベストプラクティスの共有等を行っています。

セミナーの結果概要
1.インドネシア(ジャカルタ):令和6年3月6日(水)10時~17時(現地時間)
 インドネシアの政府関係者(運輸省、工業省)や造船工業会、船主協会、民間企業等、約75名が参加しました。
 インドネシア側より、同国の脱炭素化に向けた取り組み(パームを用いたバイオディーゼルの使用義務化等)が紹介された他、業界団体からは日本の舶用企業の同国への現地展開への期待が示されました。 
 我が国からは、我が国企業6社(エンジンメーカーやエンジニアリング会社等)より、バイオディーゼル対応に向けた新技術の紹介等がなされました。
 
2.タイ(バンコク):令和6年3月13日(水)13時~17時(現地時間)
 タイの政府関係者(運輸省海運局、エネルギー省)や船主協会、船員教育機関、民間企業等、約130名が参加しました。
 タイ側より、チャオプラヤ川で運航されている電気推進旅客船の紹介がなされるとともに、海事分野におけるさらなる連携への期待が示されました。
 我が国からは、省エネ格付け制度等の省エネや代替燃料船の実証プロジェクトについての紹介がなされるとともに、我が国企業6社(エンジンメーカーや塗料メーカー、プロペラ会社、電機メーカー等)より、バッテリーと燃料とによるハイブリッドシステムや省エネ塗料、省エネプロペラシステム等についての紹介がなされました。

添付資料

報道発表資料(PDF形式:527KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局船舶産業課 秋山、繁永
TEL:03-5253-8111 (内線43-635、43-634) 直通 03-5353-8634

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