報道・広報

第5回「コンテナ運搬船安全対策検討委員会」の議事概要について

平成26年9月30日

 第5回「コンテナ運搬船安全対策検討委員会」の議事概要について

 
標記検討委員会を下記のとおり開催しましたので、その概要をお知らせ致します。

1.日時及び場所
   平成26年9月25日 10:30~12:30
   中央合同庁舎2号館15階 海事局会議室
 
2.委員構成 別紙のとおり
 

3.議事概要
 コンテナ運搬船安全対策検討委員会は、2013年6月にインド洋で折損した(株)商船三井運航のMOL Comfortの事故を契機に大型コンテナ船の安全対策を検討するもので、横浜国立大学角名誉教授を座長として、第5回委員会を2014年9月25日に国土交通省で行った。
 
事故船の折損条件の再現について
 事故船の事故時における船にかかる力(作用荷重)と船体強度のシミュレーションについて、中間報告書で取り組み課題となっていた不確実要因の検証作業を進めた結果、[1]海象データと貨物重量のばらつきを考慮すると作用荷重は中間報告書の値より大きくなる可能性があり、[2]また、鋼材の強度データのばらつきなどを考慮したところ船体強度が中間報告書の値より弱くなる可能性があり、従って、作用荷重が船体強度を上回り、非常に低い確率ではあるが船体折損の場合があり得ることが分かった。今後、実海域での作用荷重について実船計測での検証に取り組むとともに、同型船船底に発見された座屈変形の発生メカニズムを解明し、折損発生の推定要因の検討を進めることとした。
 
他の大型コンテナ船の安全性について
 他の大型コンテナ船について、上記と同様にシミュレーションを行うことにより、安全性の確認に関する検討を進めることとした。
 
 上記の検証・検討のとりまとめを年度内に行うこととした。

                                                 以上

お問い合わせ先

国土交通省海事局安全政策課船舶安全基準室 貴島・髙垣
TEL:(03)5253-8111 (内線43-562・43-564)

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