報道・広報

船舶事故防止スマートフォンアプリの安全性について実証実験を行います

平成28年8月10日

 国土交通省は7月25日、第1回スマートフォンを活用した船舶事故防止分科会を開催しました。会議の結果、衝突事故や乗揚げ事故を防止するためのスマートフォンアプリを安全に利用いただくため、10月頃から安全性についての実証実験を行うことが決まりました。その後、平成28年度内に、スマートフォンアプリに推奨される要件をガイドラインとしてとりまとめて公表する予定です。

1.背景と目的

 我が国の周辺では、毎年2,000隻以上の船舶事故が発生しており、そのうち7割以上を小型船舶の事故が占めています。国土交通省では、他船の接近を警告する機能や、危険海域の接近を警告する機能を持つスマートフォンアプリを普及させ、小型船舶の事故を未然に防止することを目的として、「スマートフォンを活用した船舶事故防止分科会」を開催しました。

2.会議の結果

・スマートフォンアプリに一定の安全性を持たせるため、実証実験を行い、推奨される安全要件をガイドラインとしてとりまとめることとなりました。
・安全要件を決めるため、主に次の事項について実証実験及び検討を行うこととなりました。
  [1]他船や浅瀬等が何メートル以内に近づいた場合に警告を発するべきか
  [2]警告はどのような方法(色、形、音、振動)で行うべきか
  [3]何秒ごとに通信をすべきか
  [3]通信エリア外における安全性の担保をどうすべきか

  ※会議資料及び議事要旨は別添のとおりです。

3.今後の予定

 ・今後、実証実験の内容を検討した上で、10月頃から実証実験を行い、平成28年度内にスマートフォンアプリに推奨される要件をガイドラインとしてとりまとめて公表する予定です。

お問い合わせ先

国土交通省海事局安全政策課 中川、高木
TEL:03-5253-8111 (内線43-502、43-515) 直通 03-5253-8631 FAX:03-5253-1642

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