報道・広報

自動運航船の国際ルール策定に向けた現行基準の整理方法・スケジュールを決定
~国際海事機関(IMO)第100回海上安全委員会(MSC 100)の開催結果概要~

平成30年12月12日

 平成30年12月3日~7日に英国ロンドンIMO本部においてMSC 100が開催され、自動運航船の国際ルール策定に向けた現行基準の整理方法及びスケジュールを決定するとともに、燃料油の品質等に起因する安全上の問題について、次回会合以降、更に審議を進めることになりました。また、「船員の疲労に関するガイドライン改正案」が承認されました。
 
主な審議結果は以下のとおりです。
  1. 自動運航船の国際ルールを策定するための手順及びスケジュールが確定しました。具体的には、次の二段階で進められます。
  (1)第一段階:有志国が分担して2019年9月頃までに自動運航船の運航を妨げる、もしくは修正・確認が必要になりうるIMO規則の特定を行います。
  (2)第二段階:2020年5月に開催予定のMSC 102までに自動運航船の運航を実現するために必要なIMO規則の改正、新規策定等の具体的な方策を検討します。
  1. 今回提起された燃料油の品質等に起因する安全上の問題について、来年6月に予定されている次回会合(MSC 101)以降、更に審議を進めることになりました。  
  2. 非強制の「船員の疲労に関するガイドライン改正案」が承認されました。

また、MSCの第100回開催を記念して、英国王室のアン王女が来訪され、委員会審議の視察等を行いました。
 
 審議結果等の詳細は別紙をご参照ください。

※:船舶の構造・設備、海上衝突の予防、船員の配置・資格要件・教育訓練、危険貨物の取扱い、航路標識、水路情報、海難事故調査、捜索救助、海賊対策など海上の安全・保安に関する事項を審議し、必要な国際基準(SOLAS条約、STCW条約等)、ガイドライン等の起草・採択・改正や各国における条約実施の促進等を行う委員会

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別紙(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省 海事局 安全政策課 船舶安全基準室 浦野、田口(上記1及び2について)
TEL:03-5253-8111 (内線43-562、43-567) 直通 03-5253-8631 FAX:03-5253-1642
国土交通省 海事局 船員政策課 伊崎、松島(上記3について)
TEL:03-5253-8111 (内線45-103、45-135) 直通 03-5253-8651 FAX:03-5253-1643

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