令和3年10月1日

令和３年10月４日から８日にかけ、国際海事機関（IMO）の第104回海上安全委員会（MSC 104）が開催されます。今次会合では、我が国から、新規作業計画としてアンモニアを燃料とする船舶の安全要件に関するガイドラインの策定を提案するほか、前回会合までで承認されていた条約等の改正案の採択等が行われる予定です。

１．会期
　令和３年10月４日（月）～10月８日（金）
※WEB会議形式で開催
 
２．主な審議事項
（１）新規作業計画の提案
国際海運からの温室効果ガスの排出削減のため、アンモニアを燃料とする船舶の開発が我が国を始め諸外国でも進められています。
アンモニア燃料船の普及促進に向けて、国際的な安全要件を検討するため、IMOに対して我が国より、ガイドライン（非強制）の策定をするための新規作業計画を提案いたします。
 
（２）条約等の改正案の採択
前回会合において承認されていた各種条約等の改正案の採択が行われる予定です。主なものとして、貨物船や液化ガスばら積み船の水密戸について、従来のスライド式（滑り式）に加え、新たにスイング式（ヒンジ式）の使用を認める、1966年の満載喫水線に関する国際条約の1988年の議定書（LL条約議定書）の改正案及び国際ガスキャリア（IGC）コードの改正案が採択される予定です。
 
３．今後の予定
今次会合の審議結果の概要は、後日、国土交通省において公表を予定しています。