令和5年9月13日

 

国土交通省海事局（団長：中村安全技術調査官）は、令和5年9月7日（木）、韓国海洋漁業省海上安全局（団長：Mr. Choi Seong-Yong海事安全政策課長）との間で第22回「日韓検査課長会議」を韓国・釜山で開催しました。今回の会議では、日韓両国間で、代替燃料を使用する船舶の安全基準や船舶からのGHG削減等といった国際的に重要な船舶の安全・環境対策について意見交換及び情報共有を行うとともに、両国の寄港国検査（PSC）における連携の強化及び技術交流の促進等が合意されました。

 
この「日韓検査課長会議」は、国際的な船舶の安全確保及び海洋環境保護に関する条約、基準等の策定や、PSCにおける協力関係の構築・維持のために、平成8年（1996年）に韓国・ソウルで第1回会議を開催して以来、原則として毎年、日韓の間で交互に開催しています。なお、新型コロナウイルス感染拡大等の影響から、今回は約5年ぶりの開催となりました。

今回の会議の主な成果は、次のとおりです。

1. 国際的な船舶の安全・環境対策（代替燃料を使用する船舶の安全対策、コンテナ船・自動車運搬船の火災対策、船舶からのGHG排出削減に向けた更なる対策等）や小型旅客船の安全対策について意見交換及び情報共有を行い、今後も両国で連携していくことを確認した。
2. PSCにおける連携の強化及び技術交流の促進に合意した。

 
個別の内容については、別紙をご参照ください。
 

第22回「日韓検査課長会議」の様子