報道・広報

国際海事機関(IMO)第11回船舶設備小委員会(SSE 11)の開催結果概要
~我が国議長のもと防火・救命設備に関する安全対策が推進されました~

令和7年3月3日

 令和7年2月24日から28日にかけて、国際海事機関(IMO)において、我が国を議長とする第11回船舶設備小委員会(SSE 11)が開催されました。今次会合では、将来のSOLAS条約改正に合わせて船舶に積載される電気自動車等の防火対策の導入を目指すためのアクションプランが作成された他、救命設備に関する安全対策について審議が行われました。

 今次会合では、前回会合で議長に初選出された我が国の江黒 広訓氏(一般財団法人日本船舶技術研究協会)のもと、以下に示すような多数の安全に関する重要議題の審議が実施されました。なお、江黒氏は、今次会合の審議を公平かつ効率的に進めた手腕等が評価され、満場一致で来年のSSE小委員会の議長に再選されました。
 
SSE 11の審議の様子 江黒議長

1.電気自動車等を積載する船舶の防火対策
 昨今のリチウムイオン電池搭載自動車や燃料電池自動車を大量に輸送する船舶の需要があること、リチウムイオン電池の火災には熱暴走や再発火といった特徴があること等を踏まえ、これらの新しい動力を用いる自動車を積載する船舶の防火要件の検討が前回会合から行われています。
 今次会合では、2032年のSOLAS条約改正に合わせて船舶に積載される電気自動車等の防火対策の導入を目指す効率的な作業のためのアクションプランが作成されました。
 
2.救命設備に関する安全対策
 救命艇の換気性能を向上するための基準を見直すことが合意された他、救命いかだの復原性の要件、救命艇等の保守・検査・作動試験等に関する要件が審議されました。
 
 上記事項の詳細は別紙をご参照ください。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局安全政策課 丸山、西大路
TEL:03-5253-8111 (内線43-562、43-569) 直通 03-5253-8631

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