報道・広報

国際海運の新たなGHG削減目標が採択予定
~国際海事機関 第80回海洋環境保護委員会(7/3~7/7)の開催~

2023年6月30日

国際海事機関(IMO)は、令和5年7月3日~7日に、第80回海洋環境保護委員会(MEPC 80)を英国ロンドンで開催します。
今次会合では、国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減目標を定める「GHG削減戦略」の改定をはじめとする気候変動対策、海洋汚染防止等の船舶の環境対策が議論される予定です。

MEPC 80での主な審議予定事項は次のとおりです(詳細は別紙参照)。
1.国際海運の気候変動対策
  • IMOは2018年に「GHG削減戦略」を採択し、➀2030年までにCO2排出量(輸送量当たり)40%以上削減(2008年比)、➁2050年までにGHG排出量50%以上削減(2008年比)、➂今世紀中なるべく早期に排出ゼロという目標を設定しています。
  • 今次会合では、第77回海洋環境保護委員会(MEPC 77、2021年11月)で着手された「GHG削減戦略」の改定のための作業を完了させ、新たな戦略を採択する予定です。
  • 我が国からは、「2050年までに国際海運からのGHG排出をゼロとする」ことを新たな目標とすべきこと等を提案しており、この提案の実現に向けて各国と議論を進める方針です。
  • また、国際海運からのGHG排出削減に向けた更なる対策についても議論が行われる予定です。
 
2.その他
 船舶バラスト水規制管理条約の付録IIバラスト水記録簿の改正案の採択及び条約見直し計画の策定のほか、紅海及びアデン湾の特別海域(通常よりも厳しい規制が設けられる海域)の効力が生ずる日の指定に関する議論が行われる予定です。(詳細は別紙をご参照ください。)

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省海事局海洋・環境政策課 金子、羽田
TEL:03-5253-8111 (内線43-914、43-926) 直通 03-5253-8118
国土交通省総合政策局海洋政策課 伊藤、望月
TEL:03-5253-8111 (内線24-362、24-376) 直通 03-5253-8266

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