令和5年11月13日

本日より、グリーンイノベーション基金（GI基金）による「次世代船舶の開発」プロジェクトの「アンモニア燃料船の開発」に関して、社会実装に向けてより高い目標を達成するために必要な追加の研究開発２件の公募が開始されます。

１．背景・趣旨

　2050年カーボンニュートラルに向け、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）のグリーンイノベーション基金により、「次世代船舶の開発」プロジェクトとして、研究開発・社会実装計画に基づき、水素やアンモニア等の代替燃料船に関する研究開発事業が進められています。
　そのうちの「アンモニア燃料船の開発」は、2028年までのできるだけ早期の商業運航を目指して進められていますが、より高い目標を達成するために、追加の研究開発が必要となったことから、今般、海事局では、経済産業省産業構造審議会のWG^※での議論を踏まえて研究開発・社会実装計画を改定しました。これを受け、本日、NEDOが研究開発の実施者の公募を開始します。
※　第19回グリーンイノベーションプロジェクト部会/産業構造転換分野WG（令和5年9月21日開催）
 

２．公募内容

　NEDOにより、次の公募が行われます。
（１）公募期間：　令和5年11月13日から令和6年1月9日まで
（２）研究開発テーマ及び補助上限額：
　　[1]アンモニア燃料エンジンの排ガス中の亜酸化窒素（N2O）を除去する技術開発　（補助上限額：19.1億円）
　　[2]船舶へのアンモニア燃料供給時の安全対策に係る技術開発　（補助上限額：3億円）