令和5年8月1日

8月16日（水）から9月7日（木）までの3週間、国土交通省の全面協力の下、東京MOU（アジア・太平洋地域におけるPSC協力体制）において、世界各国のPSC検査官（寄港国による外国船舶の検査(PSC：ポート・ステート・コントロール)を行う検査官）に対する研修が行われます。 この研修は、東京MOU域内だけでなく、アフリカや中東など23ヵ国・地域から23名の研修生が参加し、各国におけるPSCの統一的な実施と能力向上を目指して実施されます。

〇東京MOUは、日本財団の支援を受け、域内加盟国・地域の初級・中級技量のPSC検査官に対して、検査内容の統一的実施や検査能力の向上を目的とした「ポート・ステート・コントロール一般研修」を2011年から毎年開催（2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響により実施せず）しており、第11回となる今回は23の国と地域から23名が参加します。この研修はグローバルな貢献度が高いとして、国際海事機関（IMO）の技術協力プログラムにも位置づけられています。
 
〇研修前半の1週間は、横浜市において、国際航海船舶が遵守すべき国際規則やPSCの実施に関する講習を行います。国土交通省はこの講習に海事局の担当職員及び地方運輸局等の外国船舶監督官（PSC検査官）を講師として派遣します。　
 
〇研修後半の2週間は、全国10カ所の地方運輸局等において、経験豊富な外国船舶監督官（PSC検査官）の指導の下で、外国船舶のPSC実地訓練を行います。
 
〇研修生は本年４月から６月までオンライン学習教材を活用した国際規則の要件に関する事前学習を履修することが本研修への参加条件となっています。
 
○取材について
　開講式（横浜市、8月16日(水)9時）を公開いたします。取材をご希望の方は8月9日(水)までに下記問い合わせ先にご連絡ください。また、研修後半の地方運輸局等の実地訓練についても取材ができますので、お問い合わせください。

研修の詳細は、別紙のとおりです。