令和5年11月6日

本年は東京MOU設立から３０周年にあたることから、日本を主催国として、第３４回PSC委員会及び第１７回技術作業部会が１０月３０日から１１月２日までの４日間横浜において開催されました。日本代表団は國場副大臣をヘッドとして出席し、今次会合ではメキシコが東京MOUの新規加盟国として承認される等の成果を得ました。また、本年は通常の会合に加え、東京MOU主催により東京MOU３０周年の記念式典が開催されました。

１．日時・開催場所
　　第１７回技術作業部会：１０月２６日～２７日（於：ハイアットリージェンシー横浜）
　　第３４回PSC委員会：１０月３０日～１１月２日（於：ハイアットリージェンシー横浜）
 
２．参加国等（別紙参照）
　　アジア太平洋地域２１の加盟国・地域１つの準加盟国(メキシコ)・オブザーバー
 
３．主な審議結果
[1]　メキシコの新規加盟国審査
　　東京MOU準加盟国であったメキシコは本年９月に東京MOU加盟のための監査を受け、本会合において監査チーム(日本がリーダー)から報告が行われ、審議の結果、東京MOUメンバー国として正式に加盟することが承認されました。
[2]　PSC検査データベース・システムのバックアップ
　　東京MOUで運用されているPSC検査情報共有システムについて、不測の事態に備え、加盟国間でリスクを分散することを日本他５ヵ国から共同提案し、データベース・システムのバックアップ方法について検討するための会期間通信グループを設立することが合意されました。
[3]　PSCの実施方法に関するガイドラインの見直し
　　PSCで拘留された船舶が修理のために外国へ回航するための手続きに関し、日本、中国、韓国が共同提案した改正案について、さらなる詳細を検討するため、オーストラリア、マーシャル諸島、ニュージーランド、シンガポールを加えた６カ国での通信会議（日本がリーダー）が設立されました。