令和6年9月6日

令和6年8月29日（木）、豪州海事安全局との間で第1回目となる「日豪海事安全環境課長級会議」を豪州・キャンベラで行いました。 　本会議では寄港国検査（ポート・ステート・コントロール（PSC））及び船舶の安全・環境対策における課題等について意見交換を行いました。PSC官の能力向上のための相互研修を行うことに合意し、 　日豪間の更なる協力を図っていくことを確認しました。

本会議は、令和5年11月に豪州海事安全局局長と海事局長が会談した際、定期的な課長級会合の開催に合意したことを受けて行われました。
 
本会議の主な成果は以下のとおりです。

１．サブスタンダード船（国際条約の基準に適合しない船舶）の効果的な排除に向けて、両国のPSCにかかる意見交換を行い、以下のとおり合意
　　ー　PSC官の能力向上のための相互研修を行うこと
　　ー　船舶管理会社等における国際基準遵守の徹底を図るため、日本において共同セミナーを開催すること

２．国際海事機関（IMO）における海上安全及び海洋環境のルールの策定及びその実施に関し、実効的かつ合理的なものとなるよう日豪間で連携を強化していくことを合意