報道・広報

「道路中心線形データ交換標準に係わる電子納品運用ガイドライン(案)」の策定について

平成20年4月1日

 国土交通省では、CALS/ECの一環として、平成13年度より直轄事業における成果品の電子納品を開始しています。このたび、「道路中心線形データ交換標準に係わる電子納品運用ガイドライン(案)」を策定しました。同ガイドライン(案)は、国土交通省直轄事業における道路中心線形データの電子納品を円滑に実施する目的で作成しているものです。 1. 経緯  国土交通省では、組織間、事業段階間で公共事業に関する情報の交換、共有、連携を図り、コスト縮減、品質確保、事業執行の効率化を目指して、 CALS/EC(Continuous Acquisition and Life-cycle Support/ Electronic Commerce;公共事業支援統合情報システム)に取り組んでいます。CALS/EC推進の実施計画である「国土交通省CALS/ECアクションプログラム2005」では、“3次元情報の利用を促進する要領整備による設計・施工管理の高度化”を目標としています。この一環として、道路の3次元設計情報の骨格となる道路中心線形データの交換標準を策定して電子納品を開始し、データ流通環境を実現することとしています。  道路中心線形データの交換標準については、産学官からなる「建設情報標準化委員会」(委員長:中村英夫武蔵工業大学学長)のもと「電子成果高度利用小委員会」(小委員長:島崎敏一日本大学教授)に「道路中心線形データ交換標準検討WG」(座長:田中成典関西大学教授)を設置して検討してきました。この検討結果を踏まえ、「道路中心線形データ交換標準(案) 基本道路中心線形編Ver.1.0」を平成19年1月に公表しました。 2. 主な内容  「道路中心線形データ交換標準に係わる電子納品運用ガイドライン(案)」は、電子納品の一環として道路中心線形データを納品するにあたって、電子納品要領等で規定されていない事項(ファイルの格納場所、報告書管理ファイルの記入規則、ファイル命名規則等)を示すとともに、事業関係者間で円滑なデータ交換を支援することを目指して策定しました。 3. 対象事業・適用開始時期  平成20年10月以降に契約を締結する業務のうち、平面線形、縦断線形の両方、あるいはいずれかを設計、変更した道路設計業務に適用します。 4. 入手方法  「道路中心線形データ交換標準に係わる電子納品運用ガイドライン(案)」は、CALS/EC電子納品に関する要領・基準のホームページ(http://www.cals-ed.jp/)を通じてどなたでも入手できます。 ガイドライン本文に関する問い合わせ先 〒305-0804茨城県つくば市旭1番 国土技術政策総合研究所 高度情報化研究センター TEL 029-864-4916 FAX 029-864-2690 e-mail: jyouhou@nilim.go.jp

お問い合わせ先

国土交通省大臣官房技術調査課 
TEL:(03)5253-8111 (内線22335)

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