平成21年6月22日
国土交通省では地理空間情報活用推進基本法の施行にともない、「国土交通地理空間情報プラットフォーム」をとおして、誰もが国土交通省から提供する様々な情報を、地図上で自由に利用できる環境の実現を目指しています。
このため、国土交通省と東京大学空間情報科学研究センターは、平成19年度から「地理空間情報プラットフォームの構築に関する共同研究」に取り組んでいます。研究では、どのような環境を目指すのか、そのために国土交通省が何にとり組むのが良いのかを考え、またプラットフォームの基本となるシステムの開発を進め、試行版として公開(*1)しております。
試行版の公開の後、利用して頂いた方々のご意見や、大幅に追加された情報(*2)に対応するため機能改良を進めてまいりましたが、この度この成果を皆様にご覧頂ける事となりました。
旧試行版からの主な改良点は、以下のとおりです。
○直感的でわかりやすい地図操作性の導入
○データ処理方法の改善による表示速度の向上
○点データ(地点情報)のみだけでなく、線(区間)・面(領域)のデータも表現可能 etc
改良後の試行システムは、これまでと同じURL(http://www.spat.nilim.go.jp/home/)にてご覧頂けます(公開時間等の詳細は同ホームページ上でお知らせ致します)。今後、新しい試行システムに対しましても皆様からご意見を頂き、これからの取組に生かして参りたいと考えております。
また、今後は、平成22年度から予定されている国土交通地理空間情報プラットフォームの本格運用に向けて、共同研究の下で、実運用における課題の解決や、公開されたデータの活用方法の検討にも取り組んでまいります。
参考資料(国土交通地理空間情報プラットフォーム改良版の画面比較)(PDF形式:490KB)