熊本地震等からの復旧・復興工事を加速化
～「復興係数」等の施工確保対策を新たに導入～
平成29年1月20日
今後、熊本地震等の復旧・復興工事の発注が本格化することから、円滑な施工の確保に万全を期すため、予定価格の適切な設定に必要となる「復興歩掛」や「復興係数」の導入など、新たな対策を講じることを決定しました。
内容
国土交通省では、昨年４月の熊本地震の発生後、被災地における予定価格の適切な設定や関係者間の定期的な情報共有など、公共工事の円滑な施工確保対策を実施してきました。
今回、熊本県内における最新の状況を踏まえ、新たな対策を講じることを決定しましたので、お知らせいたします。
今回の対策により、今後本格化する復旧・復興工事が円滑に進められるよう万全を期すとともに、引き続き現場の状況を注視し、必要な対策を機動的に講じてまいります。
対策の内容
１．「復興歩掛」・「復興係数」の導入
復興歩掛：土工の日当たり標準作業量を２０％低下する補正を設定
復興係数：共通仮設費を１.１倍、現場管理費を１.１倍に補正
（平成２９年２月１日以降に契約する熊本県内工事に適用）
２．「営繕積算方式」活用マニュアル（熊本被災地版）の普及・促進
小規模長期工事における共通仮設費、現場管理費の加算など、被災地の実情を踏まえた積算のマニュアルを作成し、普及・促進。
（※）労務単価については、労働需給や市場単価等の賃金動向について注視してきた結果、１月時点において一部の市場単価に上昇の兆候が確認されたことから、被災地における特別な労務費モニタリング調査に着手しています。今後、特別な労務費モニタリング調査を継続的に実施し、調査結果に応じ機動的に単価改訂を行うことを想定しています。
添付資料
添付資料（PDF形式）
お問い合わせ先
- 国土交通省大臣官房技術調査課事業評価・保全企画官 桝谷 有吾（直轄工事の状況、復興歩掛・復興係数について）
- TEL：03-5253-8111 （内線22353） 直通 03-5253-8221 FAX：03-5253-1536
- 国土交通省大臣官房官庁営繕部営繕計画課営繕積算高度化対策官 田中 宏明（「営繕積算方式」活用マニュアル（熊本被災地版）について）
- TEL：03-5253-8111 （内線23243） 直通 03-5253-8236 FAX：03-5253-1542
- 国交通省土地・建設産業局建設市場整備課課長補佐 鈴木 啓介（労務費モニタリング調査について）
- TEL：03-5253-8111 （内線24863） 直通 03-5253-8283 FAX：03-5253-1555
- 国土交通省土地・建設産業局建設業課入札制度企画指導室企画専門官 嶋川 智尉（地方公共団体発注工事の状況について）
- TEL：03-5253-8111 （内線24723） 直通 03-5253-8278 FAX：03-5253-1553
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