令和5年3月17日

国土交通省の公共インフラ分野における電気通信技術について、今後5 ヵ年（2023年～2027 年）で推進する技術開発や技術導入の方向性を示す「電気通信技術ビジョン４」を策定しました。 　本ビジョンに基づき、急速に発展する情報通信、センサ、ＡＩ等の技術進展を踏まえた、新しい防災・減災や施設管理の高度化、環境・エネルギー対策を推進します。

（１）新たな価値を目指す重点分野

　[1] 既存通信基盤の高度化等による多様な情報共有環境の実現
　[2] 新たな無線技術等による災害時の広域的な情報収集手段の実現
　[3] 人とＡＩの協働による新たな業務スタイルの確立
　[4] 高速ＤＸネットワークによる場所を選ばない仮想空間利用環境の構築
　[5] 電気通信施設の省エネルギー化と未利用資源の最適利用による脱炭素化の推進


（２）主な取組内容

　以下の３テーマ及びＤＸ、ＧＸの関連テーマについて、技術開発等を推進します。

　[1] 国内有数の通信基盤を活用した次世代統合ネットワークの構築
　　・100Gbps 統合ネットワーク基盤の機能強化／情報連携強化 等

　[2] センサネットワークによる災害に強い安全安心な未来社会の実現
　　・センサネットワークによる広域的な情報収集／機動性の高い防災情報収集 等

　[3] ＡＩ活用による革新的なインフラ管理への転換とサービス向上
　　・ＡＩ事象検知の利用拡大／ＡＩ等によるインフラ管理の遠隔化・自動化 等