平成21年度10月28日
国土交通省国土計画局では、第一線の専門家の参加により、多彩な教育手法を取り入れた『GIS活用人材育成プログラム』を開発しています。このたび、GIS活用人材の育成を目的とし、全国8カ所(北海道、岩手、新潟、茨城、東京、三重、京都、熊本)にてプログラムを実施いたします。 |
1.プログラムの目的(目標とする人材)
平成19年5月に地理空間情報活用推進基本法が公布され、地理空間情報の活用の推進が図られている中、それを担う人材の育成がますます必要となっています。なかでも、GIS導入によって行政の効率化・高度化が期待される地方公共団体においては、GISの導入から活用までをマネジメントできる人材の育成が重要な課題となっています。また、地方公共団体職員のみならず、関連業務を委託する地域のG空間事業者(測量業者、地図調製業者、システム開発関連業者等)の能力向上も求められています。
本プログラムでは、地方公共団体等において、単にGISを使えるだけでなく、GISを活用して、庁内及び関係機関間での効率的なGISの活用を推進できるなど、企画立案・判断に効果的な地理空間情報の活用ができる人材の育成を目標にしています。したがって、単にアプリケーションの操作スキルを身につけるということではなく、「庁内及び関係機関との間で連携を図り、効率的なGISの導入・運用ができる人材」「施策の立案・評価にあたり地理空間情報の活用ができる人材」等の育成を目的としています。
2.対象
地方公共団体及び地方公共団体が関連業務を委託する地域のG空間事業者(測量業者、地図調製業者、システム開発関連業者等)において、GISに関連する業務に従事している者、もしくはGISに関する基礎知識は有しており、今後、専門性を高めたい意向がある者 等
3.プログラム実施概要
本プログラムは、全国8拠点(北海道、岩手、新潟、茨城、東京、三重、京都、熊本)において、地方公共団体向け(3日間)及びG空間事業者向け(1日間)のプログラムを実施いたします。事例分析、フィールドワーク、ロールプレイングなど、多彩な教育手法と第一線の専門家の参加により、地方公共団体等における地理空間情報活用推進人材の育成を図ります。