令和元年5月20日
国土交通省は、リニア中央新幹線をはじめとする高速交通ネットワークの整備がもたらす
「国土構造の大きな変革」の効果を最大限引き出すため、目指す方向性や必要な取組をとりまとめました。
【背景】
リニア中央新幹線については、その開業によって三大都市圏が約1時間で結ばれ、
世界からヒト、モノ、カネ、情報を引き付け、世界を先導するスーパー・メガリージョンが
形成されることが期待されています。
国土交通省は、平成29年8月、「スーパー・メガリージョン構想検討会」を設置し、議論を行ってまいりました。
【最終とりまとめのポイント】
○ スーパー・メガリージョンは、人口減少下にある我が国において、リニア中央新幹線による
対流の活発化及びそれによる新たな価値の創造を図り、我が国全体の持続的な成長に
つなげていくコアとなるものです。
(1)三大都市圏の目指す方向性
それぞれの個性を更に伸ばし、相互の対流を活発化することで一体化し、
スーパー・メガリージョンの核となる巨大経済圏の創造を目指します。
(2)中間駅周辺地域の目指す方向性
多様な人材が行き交う新たな拠点となり、地域の強みを活かした新しい産業の創出や、
大都市と地方にまたがるライフスタイルの提供により、新たな地方創生を目指します。
(3)効果の広域的拡大
全国に広がる高速交通ネットワークを通じて、対流をさらに活発化し、
スーパー・メガリージョンの効果の広域的な拡大を目指します。
○ このように、各地域を活力ある関係で結び、新たなイノベーションを起こしていくことで、
経済発展と社会的課題の解決を一体的に達成し、人口減少にうちかつこれからの時代に相応しい
新たな成長の実現を目指します。
最終とりまとめについては、当省ホームページに掲載しております。
http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_tk3_000091.html
(別紙:最終とりまとめ概要)