報道・広報

「操縦士・航空整備士の女性活躍推進WG」とりまとめの公表
~世界トップレベルの女性活躍分野の実現に向けて~

令和7年2月21日

 女性比率の低い我が国の操縦士・航空整備士において、女性活躍を進め裾野を拡大し今後の航空需要を支えるよう、昨年10月に立ち上げた有識者WGにおいて議論を重ね、今般、必要な取組をとりまとめました。

1.検討の背景
 〇 今後の操縦士の大量退職時代の到来、整備士の主要養成機関の航空専門学校の入学者数の半減等の実態を踏まえると、操縦士・整備士の「裾野の拡大」が必要。昨年6月の「航空整備士・操縦士の人材確保・活用に関する検討会」の中間とりまとめを受け本WG設置。
 〇 操縦士の女性比率は1.9%と、海外(4.7%)・他モード(タクシー4.2%、船員2.9%)と比較しても著しく低く、整備士の女性比率は5.1%(海外3.1%、自動車整備3.2%)であるものの職員定着に課題があり大幅な上昇となっていない。

2.とりまとめ内容
<目標> 10年後に世界トップレベルの10%の女性比率を実現
<対策1:なり手の拡大>
 (1)航空大学校の女性比率向上(約5%)
   ー 入学要件(身長制限、高度な理系科目)の見直し、女性枠の導入 等
 (2)官民連携による戦略的広報
   ー 官民連携で戦略的・継続的に広報を実施するための協議体を設置
<対策2:職員の定着>
 (1)ライフイベントに配慮した国家資格制度の見直し
   ー 学科試験合格から実地試験受験までの期限(2年)を延長し育児休業等に対応
 (2)体力面等での不足を補う整備ツールの普及啓蒙
   ー 体力面・筋力面での不足を補うツールを調査・周知、メーカーへ働きかけ
 (3)個社・業界全体での風土改革・意識醸成
   ー 経営層と現場の連携による企業の風土改革、業界団体による共通コミュニティー設定、キャリアパスの共有 等

 〇 操縦士・航空整備士の女性活躍推進WGとりまとめ(概要、本文)については下記をご覧ください。
    https://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk2_000060.html

添付資料

報道発表資料(PDF形式:267KB)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部安全企画室 藏、山本、高橋 
TEL:03-5253-8111(内線48-332、48-333)直通 03-5253-8696

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