平成27年7月31日
国管理空港(共用空港を含む)の空港別収支(平成25年度)の試算結果を公表します。
空港別収支については、企業会計の考え方を取り入れて、平成18年度分より継続的に公表しているものです。
試算結果のポイントは、以下のとおりです。(詳細は別添の公表内容をご参照ください。)
【航空系事業の企業会計の考え方を取り入れた収支(損益)について】
〈収益面〉
●平成25年度の営業収益は、対前年度比にて約26.4億円の増加(約946.3億円→約972.7億円)。
●営業収益増となった主な理由は、景気の回復基調を背景とした航空需要の拡大やLCCの就航路線開拓などにより、
着陸料等収入が対前年度比にて約30.6億円の増加(約707.6億円→約738.2億円)。
〈費用面〉
●平成25年度の営業費用は、対前年度比にて約4.4億円の減少(約1,230.0億円→約1,225.5億円)。
●全体額としてはほぼ横ばいであるが、今期の営業費用の主な特色は、那覇空港における滑走路増設事業のための各種調査・設計費の増、
岩国飛行場の民航供用化(平成24年12月)整備事業完了に伴う整備費の減など。
【非航空系事業の収支(損益)について】
●平成25年度の営業利益は、対前年度比にて約64.8億円の増加(約141.4億円→約206.1億円)。前年度に引き続き、平成25年度も全空港黒字。
●平成25年度の経常利益は、対前年度比にて約61.0億円の増加(約98.6億円→約159.6億円)。前年度に引き続き、平成25年度も全空港黒字。
●航空需要の拡大、旅客者数の増などに伴い、非航空系事業においても収益の増加が促進。
【EBITDA(利払前税引前償却前営業利益)の試算について】
●EBITDAによる試算結果について、「航空系事業のみ」及び「航空系事業+非航空系事業」の黒字空港数と赤字空港数は、以下のとおり。
○航空系事業のみ ○航空系事業+非航空系事業
黒字空港数11、赤字空港数14 黒字空港数17、赤字空港数8
<参考:平成26年度非航空系事業の収支(損益)の試算について>
●直近の非航空系事業の収支情報(平成26年度分)を参考として取りまとめた。
●平成26年度の非航空系事業は、営業利益・経常利益ともに旅客者数の増加などを背景に引き続き堅調な伸び傾向を示しており、
対25年度比※で営業利益では約115.3億円の増加(約201.0億円→316.2億円)、経常利益では118.2億円の増加(154.9億円→273.1億円)。
※函館空港及び丘珠空港については、関連事業決算時期が異なり平成26年度決算額が公表されていないため対象から除いている。(平成27年7月時点)
●なお、非航空系事業の収支情報詳細については、国土交通省HP(http://www.mlit.go.jp/koku/koku_tk5_000004.html)を参照。
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