報道・広報

国際海運・国際航空分野における気候変動対策について我が国の取組みを世界に発信
~COP26「運輸の日」におけるイベントに斉藤大臣がビデオメッセージで参加~

令和3年11月11日

 令和3年11月10日、斉藤大臣は、COP26「運輸の日」における議長国(英国)主催のイベントにおいて発表された、国際海運分野の「クライドバンク宣言」及び国際航空分野の「国際航空気候野心宣言」について、ビデオメッセージにより我が国の取組みを発信しました。
 我が国は、両宣言への参画を通じて、国際海運及び国際航空分野のGHG(温室効果ガス)排出削減に向けた取組みをさらに加速させるとともに、IMO(国際海事機関)及びICAO(国際民間航空機関)における国際的な議論をリードし、気候変動対策に積極的に取り組んでまいります。

● COP26「運輸の日」における各イベントについて
場所:英国(グラスゴー)
日時:2021年11月10日(水)
概要:COP26議長国である英国主催により、国際海運、国際航空分野の脱炭素化に係るイベントを開催。

国際海運、国際航空分野に係る宣言概要
各イベントにおいて署名された国際海運分野、国際航空分野に係る宣言の主な内容は以下の通りです。

 ○ 国際海運分野:クライドバンク宣言
  • 国際海運からのGHG排出削減のため、GHGを排出しないゼロエミッション船が運航される「グリーン海運回廊」の開設を目指すもの。
  • 本宣言には、我が国を始め、計19か国が署名。
  署名国:日本、英国、オーストラリア、ベルギー、カナダ、チリ、コスタリカ、デンマーク、フィジー、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、マーシャル諸島、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、スウェーデン、米国
 
 ○ 国際航空分野:国際航空気候野心宣言
  • 署名国が、パリ協定の1.5℃目標と一致し、2050年ネットゼロCO2排出に向けた業界の取組みを考慮して、ICAOによる野心的な長期目標の採択を支援するもの。
  • 我が国を始め、計18国が署名
  署名国:日本、英国、ブルキナファソ、カナダ、コスタリカ、フィンランド、フランス、アイルランド、ケニア、モルジブ、モロッコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、韓国、スペイン、トルコ、米国

斉藤鉄夫国土交通大臣からのビデオメッセージ
各イベントでは、斉藤鉄夫国土交通大臣から、国際海運、国際航空それぞれについて、以下の内容をビデオメッセージにて発信いたしました。

 ○ 国際海運分野
  • 10月26日に、国土交通省が国際海運における2050年カーボンニュートラルを目指すことを発表
  • 国際海運の2050年カーボンニュートラルを世界共通目標とするため、英国等とともにIMOに対して共同で提案
  • 2050年カーボンニュートラル達成のため、水素燃料船やアンモニア燃料船の実現に向けた350億円規模の技術開発・運航実証プロジェクト(グリーンイノベーション基金のうちの「次世代船舶の開発」プロジェクト)を開始

 ○ 国際航空分野
  • 国際航空は国境を越えたグローバルな輸送モードであるため、国際協調が重要であること
  • 来年のICAO総会に向けては、我が国が提案した長期目標策定のための検討グループが設置され、積極的に議論が進められていること

 
我が国の取組みを発信する斉藤大臣
       (国際海運分野)
 
我が国の取組みを発信する斉藤大臣
       (国際航空分野)

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局環境政策課 大井・森島
TEL:(03)5253-8111 (内線24401・24412) 直通 03-5253-8263
国土交通省海事局海洋・環境政策課 中川・ 上田
TEL:(03)5253-8111 (内線43921・43923) 直通 03-5253-8118
国土交通省港湾局産業港湾課 佐々木 ・ 金丸 ・ 大谷
TEL:(03)5253-8111 (内線46461・46462・46466) 直通 03-5253-8679
国土交通省航空局航空戦略室 寺島・ 徳永
TEL:(03)5253-8111 (内線49402・48173) 直通 03-5253-8722

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