平成23年8月26日

三菱重工業（株）において、航空機部品の製造にあたって規定違反が確認されたことから、本年７月８日に、同社に対して航空機部品の品質管理を徹底するよう、厳重注意を行うとともに、同種事例の調査や再発防止策を策定の上、報告するよう求めていたところ、８月２３日に、同社から「航空機部品の品質管理の徹底について（ご報告）」（以下、報告書）が提出されました。

同社からの報告においては、社内規定違反事例が１，０００件以上あったこと、また、その原因として、社内に納期を優先する体質が蔓延し、かつ、作業管理や教育・訓練等が十分に行われていないなど、航空機の安全確保を最優先すべき航空機製造者として極めて重大な問題があったことが判明しました。国土交通省としましては、提出された「報告書」で述べられた再発防止策が確実に実施され、抜本的な改善が着実に進められていくことを確認するため、本日同社に対して別紙２のとおり再発防止策の実施状況を定期的に報告するよう指示しますのでお知らせします。