平成24年3月16日公表（平成26年2月28日修正）

○ 国土交通省水管理・国土保全局では、平成２２年（2010年）の水害被害額（建物被害額等の直接的
な物的被害額等）について、取りまとめた結果、全国で約２,０７０億円となり、平成１３年（2001年）から
の過去１０年間で９番目でした。また、死傷者等数は８２名、被災建物棟数は約１万６千棟に上りました。

・ 異常気象別では、７月８日から７月１７日の梅雨期における大雨による水害被害額（約７５５億円）が、
全体の約４割（３６.４％）を占めています。この水害による死傷者等数は４１名となりました。

・ 都道府県別では、水害被害額が大きかった順に、山口県で約２５７億円、長野県では約２５３億円、
鹿児島県で約２１１億円の被害額となりました。

・ 鹿児島県奄美地方における大雨（１０月１８日から１０月２４日）で、昭和５１年の観測開始以来最大
となる６００ミリを超える２４時間降水量を記録し、死傷者等数は５名、約１６６億円の被害額となりました。

国土交通省水管理・国土保全局では、毎年、都道府県、市区町村等の協力のもと、水害による被害額
等を毎年「水害統計」として取りまとめています。