平成25年11月11日
太田昭宏国土交通大臣とクリスタリナ・ゲオルギエヴァ欧州委員(国際協力・人道援助・危機対応担当)は、防災分野に関する日本とEUの協力の深化を協議するため、11月11日に東京で会合を行いました。
日本側:
太田国土交通大臣、足立技監、森北水管理・国土保全局長、清水総合政策局技術参事官 他
EU側:
クリスタリナ・ゲオルギエヴァ欧州委員(国際協力・人道援助・危機対応担当)、
ハンス・ディートマール・シュヴァイスグート駐日欧州連合代表部大使 他
本会合の結果概要は以下のとおりです。
- 極端な気象現象や深刻な災害の影響の増大に鑑み、両者は、相互の支援を促進すること、及び、社会のレジリエンス(復元力)を高めるための専門知識や経験について情報交換することにより、災害の予防、準備、災害対応、早期復旧についてお互いに学び合うことの重要性を強調。
- また、両者は、防災に関する国際協力の強化の重要性に改めて言及し、防災のための兵庫行動枠組※1の強化に共に貢献する決意を表明。
- 両者は、兵庫行動枠組と2015年以降の開発目標※2とのつながりを国際レベルで強化することと、防災戦略を持続可能な開発や貧困削減の政策に組み込むことの必要性について、お互いの視点を共有。
- その関連で、両者は、兵庫行動枠組の改定のため、2015年3月に仙台で開催される第3回国連防災世界会議の重要性を強調。
- さらに、両者は、日本とEUが情報や優良事例の共有を通して、発展途上国での防災の取組みの促進に向けて貢献するために協力を強化する重要性を強調。
- 両者は、日EU防災協力の更なる強化に同意するとともに、次回の日EU実務者級会合が来年2014年の早期に日本で開催される予定であることを確認。
※1 2005 年1月に兵庫県神戸市で開催された、第2回国連防災世界会議で採択され、2015年に期限を迎える防災分野の国際的指針。
※2 2000年9月のニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された国連ミレニアム宣言と、1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された
国際開発目標をまとめた「ミレニアム開発目標(MDGs)」(2015年達成期限)に代わる、2015年より先の国際開発目標。
お問い合わせ先
- 国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課 国際室 井樋(いび)、千野(ちの)
-
TEL:(03)5253-8111
(内線35343) 直通 (03)5253-8444 FAX:(03)5253-1602
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