平成29年7月10日
国土交通省は、平成28年の水害被害額の暫定値を取りまとめました。その結果、平成28年の水害被害額は、全国で約4,620億円となり、平成19年~28年の過去10カ年で2番目に大きい被害額となりました。 |
◆水害被害額は、全国で約4,620億円(平成19年~28年の過去10カ年で2番目に大きい)
◆都道府県別の水害被害額上位3県は、以下のとおり。
1位:岩手県 (水害被害額:約1,680億円)
2位:北海道 (水害被害額:約1,620億円)
3位:鹿児島県(水害被害額:約 190億円)
◆主要な水害による水害被害額及び概要
○平成28年台風第10号(水害被害額:約2,820億円) (平成28年8月28日~31日に生じた台風第10号による被害額)
・岩手県では、多量の土砂や流木を含む洪水により、河川沿いの狭隘な低平地の大部分が浸水したことや記録的な集中豪雨による急激な水位上昇に伴い、小本川沿川の要配慮者利用施設などで逃げ遅れによる被害が発生した。
・北海道の石狩川水系空知川では、堤防決壊で南富良野町の市街地が浸水し、多数の床上・床下浸水が発生した。
○梅雨前線豪雨(水害被害額:約400億円) (平成28年6月18日~7月5日に生じた梅雨前線豪雨による被害額)
・梅雨前線に伴う大雨により、熊本地震で地盤が緩んでいた熊本県内では、土石流やがけ崩れ等が発生した。
・九州地方整備局管内の緑川水系、白川水系、六角川水系、菊池川水系の4水系6河川において氾濫危険水位を超過し、筑後川水系花月川において堤防護岸が約30mにわたって損傷した。
※1 水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1㎡当たり評価額等)の平成28年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等を行い、平成29年度末頃に最終的な取りまとめ結果を公表する予定です。
報道発表資料(PDF形式)
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