平成29年9月7日
国土交通省は、平成29 年九州北部豪雨や平成28 年台風10 号等による中小河川での被害を踏まえ、現在開発中の洪水時に特化した水位計を中小河川等へ導入するため、「危機管理に対応した水位観測検討会」を設置し、第1 回検討会を9 月21 日(木)に開催します。
平成29 年九州北部豪雨で氾濫した福岡県朝倉市内の14 の中小河川では水位計が設置されておらず、平成28 年台風10 号等で大きな被害を生じた小本川(岩手県)でも水位計の設置は1 カ所にとどまっていました。
中小河川における更なる水位計の設置に向けては、設置・維持コストの克服が課題となっています。このため、国土交通省では「革新的河川管理プロジェクト」※として、洪水時のみの水位観測に特化し、最新の科学技術を活用することにより、機器の小型化や電池及び通信機器等のコスト を低減した水位計(危機管理型水位計)の開発を進めています。
このような開発と歩調を合わせ、危機管理型水位計の観測等に関する基準類等を整備し、危機管 理型水位計の普及を推進するため、「危機管理に対応した水位観測検討会」を設置し、下記のとおり 第1 回検討会を開催します。
※「革新的河川管理プロジェクト」http://www.mlit.go.jp/report/press/mizukokudo04_hh_000044.html
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