平成28年12月9日

平成28 年8 月に北海道に来襲した一連の台風により記録的な大雨となり、十勝川水 系など多くの河川において堤防の決壊や溢水などが発生しました。その結果、家屋や 農地の浸水、道路冠水、橋梁損傷などが発生するとともに、一部の地域では避難の遅 れが生じました。 　このため、大きな被害を受けた北海道内の河川を中心に、関係機関が連携して、約 ７００箇所についてハード対策を緊急的、集中的に本年度から平成３１年度を目途に 進めるとともに、住民の避難を促すソフト対策についても重点的に実施します。

 ○ 　大きな被害を受けた河川を中心に、関係機関と連携し、以下の治水対策を「北海道
　緊急治水対策プロジェクト」として実施します。
　・決壊した堤防等の復旧とあわせて、再度災害防止を目的とした洪水時の水位を
　下げるための河道掘削などのハード対策
　・タイムラインの整備とこれに基づく訓練の実施、住民等も参加する危険箇所の
　共同点検など、関係機関と連携して住民の避難を促すためのソフト対策

○  　ハード対策については、国・北海道管理河川合わせて約７００箇所において、本年
　度から平成３１年度を目途に緊急的、集中的に実施します。

○  　ソフト対策については、国管理河川に加え、今後、北海道管理河川においても「協
　議会」を設置し、減災対策の検討・取り組みを進めます。

○  　さらに、北海道においては、約４万ha の農地に被害があり、「迅速な農地復旧が重
　要」なことを踏まえ、農作物と一緒に流出した土壌の復旧に河道掘削土の活用を調整
　するなど、連携して対応してまいります。

※詳細については、別紙を参照願います。