報道・広報

九州北部豪雨を踏まえた適用拡充による災害復旧事業(一定災)で市管理河川を初採択
~事務手続き及び地方負担の軽減~

平成29年12月25日

九州北部豪雨で、福岡県朝倉市が管理する奈良ヶ谷川において、大量の土砂・流木で埋塞した公共土木施設を「全損」と扱うことで災害査定を実施し、
著しく埋塞した一連区間を川幅を拡げるなど一定の計画に基づいて行う改良的な復旧事業(一定災)(国庫負担率2/3 以上)として事業採択しました。
いずれも、市管理河川としては初めての事例となります。
このことにより、査定設計書の作成などの事務手続き及び地方負担の軽減が図られます。

○ 朝倉市管理河川の採択
(1)河川概要
 ・河川名: 筑後川水系奈良ヶ谷川
 ・事業者: 朝倉市
 ・事業延長: 3.1km
(2)埋塞の著しい施設を掘り起こすことなく「全損」扱いすることで災害査定を実施
 (市管理河川として初適用)
(3)一連区間で埋塞が著しい河川を災害復旧事業〈一定災※〉で採択
 (市管理河川として初採択)
※一定災:広範囲にわたって被災し、その被災の程度が激甚であり、その被災施設を原形に復旧することが著しく不適当な場合において、被災後の状況に即応する被災箇所を含む区間全体にわたる一定計画のもとに施行する必要最小限度の工事。
「公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法第2条第3項」
なお、朝倉市管理の小河内川、平川についても、年内に災害査定を実施する予定です。
○ 福岡県管理河川の採択災害関連事業※として福岡県が管理する筑後川水系疣目川(朝倉市)と佐田川(朝倉市)についても採択。
※災害関連事業:再度災害を防止するため、被災箇所あるいは未被災箇所を含む一連の施設について、災害復旧事業に改良費を加えて実施する改良事業。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局防災課 吉野
TEL:03-5253-8111 (内線35725) 直通 03-5253-8458 FAX:03-5253-1607
国土交通省水管理・国土保全局防災課 丸山
TEL:(03)5253-8111 (内線35752)
国土交通省水管理・国土保全局防災課 小田桐
TEL:(03)5253-8111 (内線35753)

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