平成25年3月28日
国土交通省と埼玉県の共同で段階的高度処理導入のための実証実験を実施します。
東京湾では、窒素、リンの流入による富栄養化が進行し、赤潮、青潮の発生による魚類などへの影響が問題となっています。このため、東京湾に下水処理水等が流入する各都県は、通常の下水処理では除去できない窒素、リンに対応した高度処理施設の整備を推進しています。
今回実証実験を実施する段階的高度処理は、通常の下水処理施設の運転方法を工夫することによって、一定の窒素、リンの除去を可能にしようとするものです。
段階的高度処理によって、下水処理水質をより向上し、河川や東京湾の水環境が改善することを期待しています。
● 実証実験の概要
1.期間:平成25 年夏季から冬季(予定)
2.実証場所:新河岸川水循環センター(埼玉県和光市)
中川水循環センター(埼玉県三郷市)
3.実験目的:
・良好な下水処理水質の確保するための、段階的高度処理の運転方法等の検証
4.実験内容:
・段階的高度処理性能(BOD、COD、T-N、T-P)の実証
・段階的高度処理方法に最適な運転方法の検討
・段階的高度処理運転に伴う消費電力量変化の把握
・段階的高度処理運転に伴う汚泥性状等への影響の確認
報道発表資料(PDF形式:110KB)
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