平成29年2月2日
国土交通省では、ICTを活用して下水道事業の質・効率性の向上や情報の見える化を行い、下水道事業の「持続」と「進化」を実践する新たな取組「i-Gesuido」を推進します。
「i-Gesuido」では、BIM/CIM※、ストックマネジメント、処理場の運転管理、浸水対策の4分野を中心に施策を展開していきます。
この取組の一環として、下水道BIM/CIMの効果を検証するためのモデル事業を2月2日から2月27日まで募集します。
1
i-Gesuidoとは(別紙参照)
i-Gesuidoとは、ICTの活用による下水道事業の質・効率性の向上や情報の見える化を行い、下水道事業の「持続」と「進化」を実践する新たな取組です。
国土交通省では、老朽化施設の増加、激甚化する災害への対応など下水道事業の抱える様々な課題に対応するため、今後、
i-Gesuidoを推進していきます。
なお、
i-Gesuidoは国土交通省の生産性革命プロジェクトi-Constructionの一環として取り組むものです。
2
i-Gesuidoを支える4本の柱
i-Gesuidoは、ICTを活用して効率的な事業実施が可能な4本の柱を中心に施策を展開し、下水道事業へのICTの普及を着実に推進していきます。
同時に、ICTを活用して他分野等と連携することも検討していきます。
※ BIM/CIM(Building/Construction Information Modeling/Management)
社会資本の計画・調査・設計段階から3次元モデルを導入し、その後の施工、維持管理の各段階においても、情報を充実させながらこれを活用し、あわせて事業全体にわたる関係者間で情報を共有することにより、一連の建設生産システムにおける受発注者双方の業務効率化・高度化を図るもの。
3 下水道BIM/CIMを導入するモデル事業の募集
◆主 旨:下水道BIM/CIMは図面を3次元化し「情報の見える化」を図ることで、意思決定の迅速化や設計ミスの減少等が期待されており、その効果検証業務を行う事業者を募集するもの。
◆事業内容:モデル事業(対象工事は下水処理場、ポンプ場の土木・機械・電気新増設工事、機械・電気改築工事)で図面の3次元化を行い、事業実施の過程で得られる効果を検証する。
◆募集対象:地方公共団体(その事業の委託者及び代行者を含む。)と3次元モデル作成技能を備えた機関の共同事業体。
◆応募方法:公示中の下記企画競争業務にご応募ください。(公示期間:平成29年2月2日~2月27日)
・「下水道分野の建設工事(新増設)における下水道BIM/CIM導入モデル事業実施業務」
・「下水道分野の機械・電気改築工事における下水道BIM/CIM導入モデル事業実施業務」
※詳細は公示書類をご確認ください。

下水道BIM/CIMのイメージ