平成30年4月12日
国土交通省は、下水道革新的技術実証事業(B-DASHプロジェクト※1)として、平成30年度、ICT活用型下水道施設管理技術などの7技術について、実規模レベルの施設を用いた技術実証を行います。このほか、2技術について、導入効果などを含めた普及可能性の検討や技術性能の確認(FS※2調査)を行います。
平成30年1月23日に公募を開始した平成30年度B-DASHプロジェクトに応募のあった技術について、学識経験者からなる「下水道革新的技術実証事業評価委員会」を開催し、審査の結果、平成30年度の実証技術として、以下の9技術を決定いたしました(実証技術の詳細は別紙参照)。
<実規模実証>
【ICT活用型下水道施設管理技術】
[1]クラウドを活用し維持管理を起点とした継続的なストックマネジメント実現システムの実用化に関する実証事業
【ICT活用型管路マネジメント技術】
[2]維持管理情報のビックデータ解析による効果的なマネジメントサイクルの確立に関する実証事業
[3]ICTを活用した総合的な段階型管路診断システムの確立にかかる実証事業
【中規模処理場向けエネルギー化技術】
[4]高濃度消化・省エネ型バイオガス精製による効率的エネルギー利活用技術に関する実証事業
【小規模処理場向けエネルギー化技術】
[5]小規模下水処理場を対象とした低コスト・省エネルギー型高濃度メタン発酵技術に関する実証事業
【下水熱による車道融雪技術】
[6]小口径管路からの下水熱を利用した融雪技術の実用化に関する実証事業
[7]ヒートポンプレスで低LCCと高COPを実現する下水熱融雪システムに関する研究
<FS調査>
【AI水処理運転管理技術】
[8]AIによる下水処理場運転操作の自動化・省力化技術の実用化に関する調査事業
[9]AIを活用した下水処理運転管理支援技術に関する調査事業
※1
B-
DASHプロジェクト:
Breakthrough by
Dynamic
Approach in
Sewage
High Technology
Project
※2 FS:
Feasibility
Study(導入可能性調査)