令和元年7月3日
【結果概要】
・我が国港湾における2018年のコンテナ取扱貨物量(外貿、内貿*1の合計)は、2,349万個*2(前年比+3.0%)となり、2017年
の2,280万個を抜き、過去最高値を更新しました。
・また、外貿コンテナ取扱貨物量は、1,890万個(前年比+2.7%)と全体的に堅調に推移し、内貿コンテナ取扱貨物量は、460万個
(前年比+4.3%)と昨年に引き続き、大きな伸びを示し、国際フィーダー取扱貨物量*3についても堅調な伸びを示しました。
・これは、国際コンテナ戦略港湾への集貨や国際フィーダー航路網の拡大など、国際コンテナ戦略港湾政策の成果が現れてきている
ものと考えられます。また、内航フェリー・RORO船の大型船の投入や航路再編の動きとともに、昨年7月の豪雨災害等を受け、内
貿貨物が陸上輸送から海上輸送へシフトしたことなども影響していると考えられます。
・取扱量上位港では内貿コンテナ取扱貨物量の増加により、清水港9→8位、川崎港18→16位等の順位変動がありました。
【調査方法、集計内容】
・全国の港湾管理者より提供いただいた2018年(1月~12月)のコンテナ取扱貨物量(速報値)を国土交通省で集計しました。貨物
量は速報値であり今後変更する可能性があります。単位は個(20フィート換算)です。
・内訳として、外貿コンテナ取扱貨物量、内貿コンテナ取扱貨物量および国際フィーダーコンテナ取扱貨物量を集計しました。内貿
コンテナ取扱貨物量は、国内の2地点間を輸送されるコンテナ取扱貨物量です。また、国際フィーダーコンテナ取扱貨物量は、国
際コンテナ戦略港湾などで外貿コンテナ船に積み替えられて輸出入されるコンテナ取扱貨物量であり、平成25年より集計、公表し
ているものです。
*1:内貿コンテナ取扱貨物量には、国際フィーダーコンテナ取扱貨物量も含む。
*2:長さ20フィートのコンテナ1本を1個としてカウント(長さ40フィートのコンテナ1本を2個としてカウント)。
TEU(Twenty-foot Equivalent Unit)とも言う。
*3:国際フィーダーコンテナ取扱貨物量は港湾管理者に可能な限り調査・提供いただいた。全量を把握できていないため参考値とした。
報道発表資料(PDF形式)
港湾別のコンテナ取扱貨物量(2018年)(PDF形式)
コンテナ取扱貨物量上位20港ランキング(PDF形式)
(参考)港湾別国際フィーダーコンテナ取扱貨物量一覧(PDF形式)
(参考)我が国のコンテナ取扱貨物量推移(PDF形式)
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