平成20年7月28日

　みなとは市民が海とふれあうことができる貴重な空間であることから、緑地や交流施設、商業施設の整備など、水辺に近い地域で賑わいを創出しその魅力を向上させるための取組が全国で進められてきました。
　近年では、こうした取組に加え、民間事業者が水域を利用して浮体構造の施設を整備したり、水域をより積極的に活用するため係留施設と一体となった開発を行ったりするなど、水域と陸域の利用を緊密に連携させるタイプの取組が試みられるようになってきました。こうした取組は、水辺との一体感の創出や開放的な景観の形成等を通じ、水辺空間の魅力を大きく向上させる取組として注目を集めています。
　今後、このような取組を推進していくためには、公共的な利用を前提とする公有水面や、公共施設の管理・利用のあり方を見直し、より使いやすい方策を検討する必要があります。
　このため国土交通省港湾局では、水辺空間の開発・利用に造詣の深い有識者、民間事業者、港湾管理者からなる研究会を設立し、水辺空間の利用の利便性向上により、みなとの魅力を高めるための方策を今年度末までにとりまとめる予定としております。
　つきましては、第１回研究会を下記の通り開催しますので、お知らせ致します。