平成29年5月11日
4月25日(火)~28日(金)にわたり、台湾・台北で開催された第44回APEC交通ワーキンググループに合わせ、港湾・海事専門家会合(以下、MEG会合)が開催されました。同会合では、議長国である日本のイニシアティブの下、参加国・地域(以下、エコノミー)から、情報共有が図られ、今後の課題について、議論がされました。
日本からは、クルーズ振興の促進を紹介するとともに、APECファンドを活用する新規事業として申請中の危険物及びコンテナの海上輸送における事故防止を目的としたワークショップ/セミナー開催事業について説明しました。
また、APEC域内におけるコンテナターミナルの開放性・公平性の確保の重要性について認識を共有化しました。
今後も、MEG会合において、国際海運動向の課題を整理し、各エコノミーの港湾・海事関係の政策に貢献して参ります。
(APEC交通ワーキンググループ 港湾・海事専門家会合とは)
APEC交通ワーキンググループは、域内の運輸交通の自由化・効率化を進め、安全で保安性の高い交通の実現を目的として、活動を行っています。2005年に同ワーキンググループ内に設立された港湾・海事専門家会合(以下、MEG会合)は、設立以来、我が国が議長国(現議長:北海道大学安部教授)及び事務局を務めており、年2回の会合開催を通じて、域内の連結性強化・クルーズ振興の促進、港湾・海事分野での環境負荷軽減策、キャパシティビルディング(能力開発)の取り組み等を推進しています。
≪第44回APEC交通ワーキング MEG会合 開催概要 ≫
(1)日程:平成29年4月25日(火)~4月28日(金)
(2)会場:台湾・台北 台北国際会議場
(3)出席者:14の国・地域*等から合計33名が参加。
*参加国・地域:カナダ、中国、中国香港、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、パプアニューギニア、
フィリピン、ロシア、シンガポール、チャイニーズ・タイペイ、タイ、アメリカ、ベトナム
(日本側出席者)
北海道大学北極域研究センター 安部教授(議長)
港湾局産業港湾課 池町首席国際調整官
海事局検査測度課 緑川危険物輸送対策室長
※成果の詳細は別紙の通りです。