報道・広報

訪日クルーズ旅客数及びクルーズ船の寄港回数(2019年速報値)

令和2年1月23日

・2019年(1月~12月)の訪日クルーズ旅客数は前年比12.2%減の215.3万人、我が国港湾へのクルーズ船の総寄港回数は前年比2.2%減の2,867回となりました。



 訪日クルーズ旅客数は、旅客数の約8割を占める中国クルーズ市場へのクルーズ船の配船減が2019年も続いたことから、2年連続で減少しました。これは近年の中国クルーズ市場の急拡大に対応して各船社が配船を急増させた結果、採算性が悪化したことを踏まえ、2018年以降、各船社が中国への配船を減らしていることによるものです。

 また、我が国港湾へのクルーズ船の総寄港回数は前年比2.2%減少しました。これは専ら瀬戸内海を周遊するクルーズ船の寄港頻度の変更によるもので、その他日本船社及び外国船社の運航するクルーズ船の総寄港回数は増加しました。

 外国船の寄港状況を見ると、中国市場への配船減に伴い、中国発クルーズ船が九州を中心に減少する一方で、主に日本人客や欧米客を対象に日本発着クルーズを実施する外国クルーズ船は増加しました。その結果、九州以外の国内各地域への寄港が増加する等、寄港地の分散化が進みつつあります。また、欧米富裕層を主な顧客とするラグジュアリー船の寄港が全国で増加する等、利用者層も変化しつつあります。

 訪日クルーズ旅客数は、2019年11月には17ヶ月ぶりに前年同月比増に転じました。2020年以降も大型クルーズ船の中国市場への追加投入や、日本発着クルーズの更なる増加が予定される等、クルーズ市場の拡大が見込まれます。国土交通省としては、クルーズ船の寄港による地域の活性化に向け、国際クルーズ拠点の形成等、クルーズ船の受入環境の整備や寄港地観光の上質化等に引き続き取り組んで参ります。

 詳細については、別紙をご参照ください。

 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別紙(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省港湾局産業港湾課 赤城、鈴木
TEL:(代表)03-5253-8111 (内線46-432、46-424) 直通 03-5253-8672 FAX:03-5253-1651

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