報道・広報

我が国におけるLNG 燃料船の普及・促進を目指して国有作業船のLNG燃料化に向けた検討を開始します
~「第1回 作業船LNG燃料化技術検討委員会」を開催~

平成28年12月9日

 国土交通省港湾局では、環境負荷が低いLNG(液化天然ガス)燃料船の普及・促進を図るため、国土交通省地方整備局等が所有する作業船※1のLNG 燃料化に向けた技術的な検討委員会である、「作業船LNG 燃料化技術検討委員会」を新たに立ち上げて、具体的な検討に着手します。 
 第1回の検討委員会は、12月13日に開催します。

 船舶からの排出ガス規制強化が国際的に進展※2するなか、船舶用燃料は従来の石油系燃料から、硫黄酸化物(SOx)の排出がほぼゼロとなる、環境負荷が低いクリーンなLNG燃料への転換が始まっており、船舶の排出ガス規制で先行する北米・北欧では、LNG燃料に対応したコンテナ船、クルーズ船などが既に出現しています。将来的にはアジア地域でも規制の強化に伴い、船舶のLNG燃料化に対応していく必要があります。   
 我が国でも、昨年、横浜港において我が国初となるLNG燃料船「魁(さきがけ)」※3が導入されたところですが、我が国港湾におけるLNG燃料供給拠点の形成を推進し、海上の環境負荷の低減に繋がるLNG燃料船の更なる導入促進・需要創出を図るためには、まずは国が率先して主導的な取組を行うことが重要であり、国土交通省港湾局が現在行っている「横浜港LNGバンカリング拠点整備方策検討会」※4において、その主導的な取組の重要性が報告されたところです。
 そこで、国土交通省港湾局では、有識者や民間事業者、関係行政機関の参画を得て、国土交通省地方整備局等が所有する作業船※1のLNG燃料化に向けた技術的な検討委員会を新たに設置し、下記のとおり、12月13日に第1回の検討委員会を開催します。検討委員会では、作業船のうち海洋環境整備船※1をモデルとして、LNG燃料設備の搭載に係る課題及び設計条件などについて、検討を行う予定です。

  ※1.別紙1参照。 ※2.別紙2参照。 ※3.別紙3参照。
  ※4.シンガポール港などと連携しつつ、アジアにおけるLNGバンカリング(燃料供給)拠点の形成を目指すため、国際コンテナ戦略港湾で
          ある横浜港において、我が国初となるLNGバンカリング拠点の整備に関する検討を行っている。 

                                                 記

 日 時 : 平成28年12月13日(火)15:00~(2時間程度)
 場 所 : 一般社団法人電気倶楽部 A会議室
                   〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル10 階
 議 事 :〇検討委員会の設置について
      〇国土交通省地方整備局等が所有する作業船について
      〇作業船のLNG燃料化に係る課題と設計条件の整理について
      〇今後の検討の進め方について
 事務局 : 国土交通省港湾局/一般社団法人日本作業船協会
 構成員 : 別紙4参照

 なお、取材につきましては、冒頭の頭撮りは可能、それ以降の傍聴は不可とさせて頂きます。冒頭の頭撮りを希望される方は、14時50分までに会議室前にお集まり下さい。また、開催結果につきましては、後日、国土交通省ホームページに掲載いたします。

お問い合わせ先

国土交通省港湾局技術企画課技術監理室 加島、伊藤
TEL:03-5253-8111 (内線46613、46623) 直通 03-5253-8681 FAX:03-5253-1652

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る